私立高校入試
私立高校について
私立高校は、それぞれ異なる学校法人が運営している(一部、複数の学校を運営している法人もある)ため、入試制度や学科、要項その他の情報は「学校(法人)ごと」に異なります。詳細は各学校のホームページをご確認ください。
福岡県私学協会では、福岡県の私立学校(小・中学校を含む)の全体に共通する情報や
学校ホームページへのリンク(学校検索で絞り込んで表示)があります。
試験問題について
入試問題については 高校ごとに異なるため、書店の問題集などで確認してください。
なお、過去問を購入する際は、記載内容が 受験したい区分(専願・前期・後期)と合致していることを確認しておきましょう
(科目数・試験内容などが それぞれの区分で異なります)。
高校によっては前期入試しか販売していない場合や、学校として過去問を公開していない場合もあります。
ただし、書店での販売や ホームページでの公開をしていない高校についても、オープンスクール(体験入学)では配布していることがあります。少しでも興味がある高校は、積極的に体験入学に参加することをお勧めします。
専願入試
専願入試は、合格した場合に 進学を辞退することや、それ以降に行われるすべての入試を 受験(検)することができません。
公立高校の推薦入試と同様、合格したらその学校に進学する意思があることが求められます。
なお、中学校長の推薦状は必要ありません。
そのような制限がある反面、次のような面で優遇されることがあります(すべてがあてはまるとは限らない)。
- 入試問題は一般入試(前期・後期)よりも少し易しめに作られており、一般入試よりも合格しやすい
- 受験科目も2〜3科目(主に国・数・英; 実業系学科の一部はこの限りでない)の高校が多いので、科目を絞った受験対策ができる
- 入学金・授業料・施設使用料などの一部を免除されることがある
しかしながら、(特に受験倍率が高い学科・コースにおいて)必ずしも合格できるという保証はありません。
専願入試の合格発表から 前期試験までの期間はとても短く、不合格通知を受けてから 残りの科目(理科・社会など)の対策を
始めるのでは とても間に合いません。
受験に必要な科目に比べて ウエイトは小さいにしても、受験勉強(復習)をしておくことをおすすめします。
なお、受験する高校や学科・コースによっては、試験科目が5科目すべての場合があります。 また、ほぼすべての高校で、志願理由などを尋ねる面接試験が課されます。 詳しくは、受験する高校の募集要項を参照してください。
第一高校パラマ入試
受験者の個性を重視して合否を決める、第一高校独自の入試です。パラマ入試は他の高校の入試とは異なる日程で行われます。
"第一高校"とは、"福岡第一高校"と"第一薬科大学付属高校"をひとくくりにしたもので、受験する学科やコースによって高校が異なり、入試日程も1日違います。
ただし、2日連続で別の学科を受験することはできないようです。
なお、中学校の先生から「パラマ入試は私立専願扱いだから、他の入試と併願できない」と言われることもあるようですが、
パラマ奨学生制度を使うなどで自身が「専願希望」としない限りは、私立専願入試や前期・後期入試・公立高校入試と併願することができます。
これらは過去の実績がありますので、受験を考えている場合は学校の先生に問い合わせてみてください。
ただし、第一高校で開催されるオープンキャンパスに1度でも参加していない場合は、出願資格がありません。
また、中学校が独自に併願を認めていない場合は、その指示に従う必要があります。
一般入試(前期・後期)
専願入試とは異なり、前期試験で合格しても 後期試験で別の高校を受験することができます。
前・後期ともに合格した場合は、自分で好きなほう(高校)を選んで進学することができます。
前期試験は基本的に5科目(実業系学科の一部はこの限りでない)の試験となり、デザイン系などの一部のコースでは
実技試験が課されることがあります。
後期試験は3科目(国・数・英)としている高校が多く、同じく 実技試験が課されることがあります。
また、募集定員は前期試験のほうが後期試験よりも圧倒的に多く、それゆえに受験者数も前期のほうが多いです。
なお、新聞紙面などで発表される志願倍率(高校が定めた定員に対する、受験者数の割合)は 高倍率になる傾向にありますが、
私立高校は定員の数倍の生徒を合格させるため、実質倍率(合格者数に対する、受験者数の割合)は これより かなり低くなります。
これは、公立高校に合格した生徒や、私立の前期・後期を受験して 別の高校に進学することを見込んでいるためです。