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公立高校と私立高校の違い

試験問題と日程

詳しい入試の日程については高校入試概要を参照してください(一部を除く)。

公立高校は県立・市立・組合立・国立高専があり、県立・市立高校は 問題・日程ともに同じですが、組合立と国立高専は 別の問題・日程のため、併願で受検(験)することができます。

私立高校は 試験問題が各学校で異なり、福岡地区の場合は 一部の高校を除いて前期・後期の2回行われます。 ただし、後期試験は募集定員が少ないため、受験する高校によっては かなり高い倍率となります。
なお、専願入試を受験して不合格となった場合は、(私立高校を)最大で3回受験することができます。

学費

福岡県の公立高校(ここでは県立高校全日制)であれば、受検料が2,100円、入学金が5,550円、授業料が月々9,900円となります (2024年5月現在; 参考情報)。

私立高校は学校によって変わりますが、受験料が1〜2万円、入学金が1〜10万円、授業料が12,000〜35,000円程度となり、 入学時に施設・振興費などが必要な学校も少なくありません。

制服代や修学旅行の月々の積み立てなどについても、学校によって金額に違いがあるため、特に私立高校は事前に確認しておく ほうが良いかもしれません。

なお、2020年度より国の就学支援金の引き上げが行われたため、私立高校でも実質無償化になる場合があります。 対象になるかどうかも含めて、必ずご家庭で確認いただくようにお願いします(2024年5月現在; 参考情報)。

公立と私立、どちらが良いのか?

どちらが良い、悪いということは、一概には言えません。以下、あくまでも ひとつの考え方として捉えていただけると助かります。

学費の面で考えると 公立高校のほうが安く済みます。しかしながら、学費が高い私立高校も それゆえに設備が充実しており、 進路指導 その他で手厚く面倒を見てもらえる高校も多くあります。
部活動の強豪校も私立高校に多く、(学業や部活動などの)成績優秀者は 学費の一部などが免除される高校もあるようです。
また、2020年度からの就学支援金の引き上げにより、実質的に負担する学費が 私立も公立も大差がないこともあります(対象要件があるため、必ずしも適用されるとは限りません)。

私立高校は「公立高校の受検に失敗した、いわゆる"落ちこぼれ"の生徒が通う学校」と考えている方も 少なからずいるかもしれませんが、 公立高校でも私立高校でも 入学してからの努力次第では、同じ高校内でも(成績の良し悪しに)雲泥の差ができます。
一般的に上位校(と呼ばれている高校)に通う生徒よりも、下位校(と呼ばれている高校)で しっかり努力した生徒のほうが、より上位(難関)の大学に進学する例も少なくありません。

高校入試の結果や 今の成績の良し悪しで「もうダメだ…」と諦めてしまうのではなく、人一倍 努力をすることを心がけてください。