この｢雑感･雑情報｣を初めて書いたときの話題も体育大会の話でした。
今年の5月は昨年のような"奇跡"は起きず、雨で延期となってしまったので 見に行くことができませんでした。

そして今日も、台風12号が九州直撃ということで心配されましたが、当初よりも進む速さが遅れたため 曇りに若干の小雨や日差しが見え隠れする中の開催です。
今回も地元の塾生が通う高校の体育祭ですが、雨天の可能性を考慮して 全体競技を中心とした短縮プログラムによる 実施となりました。

やはり高校生の体育祭ともなると、中学生のあどけなさとは違う 少し大人びた演技が繰り広げられました。
ブロック別男子の組体操では 大トリとなる6段ピラミッドが崩れるや否や、そのブロックの女子生徒だけでなく ほかのブロックの生徒からも声援が上がります。
客席（保護者･来賓･地域の方々など）も時に温かく、時に固唾をのんで見守っていました。
6段ピラミッドを作る前に、応援席や入退場門で待つ生徒たちは応援歌を斉唱します。当然 失敗するたびに歌うことになりますが、 その声量も小さくなっていくどころか だんだん大きくなっていくように感じました。

結局 そのブロックは3回挑戦するも、いずれもあと一歩のところで失敗してしまいました。 が、誰一人として文句を言ったり責め立てたりすることなく、笑顔で退場していきました。
その姿は客席にも伝わり、成功や失敗に関係なく割れんばかりの拍手が巻き起こりました。
※結果的に、そのブロックが 組体操の部門優勝を勝ち取ることになりました。

その後も幾度か小さなトラブルが発生して、当事者からしてみると 恥ずかしかったり腹が立ったりしていたかもしれませんが、 特に大きな問題もなく 皆の力で客席を沸かせてくれました。
結果的にはひとつのブロックが圧倒的な勝利を掲げることとなりましたが、残る2つのブロックも それぞれの健闘をたたえて ひとつの"青春"が幕を閉じました。

さて、個人的な話をすると、高校は3年間皆勤賞をいただきましたが 体育祭には2回しか参加できませんでした。 その理由は公欠でもなく怪我でもなく、進路決定のためです。
というのも、高卒公務員の志望者は9月末（当時）からの1次試験に備えるため、 体育祭練習期間はすべて公務員試験の勉強時間に充てられて、当然 体育祭には参加することができませんでした。

…体育祭の"青春"と その後の一生の仕事を決めるための勉強では、言うまでもなく後者が大事なので 仕方ないことだったのかもしれませんが、いつまで経っても それ（体育祭に参加できなかったこと）が心残りになっています（苦笑）

というわけで、高校生活最後の"青春"を味わうことなく 現在に至ります。
今日は 高校卒業以来 5年ぶりに（…といっても母校ではないですが）高校3年生が頑張っている姿を見て、間接的にでも "青春"というものを味わうことができたのではないかと思っています。
あの団結力と感動は、大学生や社会人になっても なかなか味わうことができないでしょう。

ほかにもいろんな 言葉にならない感情が沸き起こりましたが、長くなったので これで終わりたいと思います。