今日は福岡市内のほとんどの中学校で 体育大会が実施されました。
ほんの2日前の天気予報では｢日曜日は本降りの雨が降るので、運動会は厳しい（実施できない）でしょう。｣と言われていましたが、 見事に晴れて実施できました。
"奇跡"というものは存在しないかもしれませんが、それに近い状態には なったと思います。

さて、個人的には 2年前から地元の塾生が通う中学校の体育大会を見に行っています。
最初の1回は講師から誘われて（どちらかというと）何となく行く感じでしたが、そのときに見た生徒の姿を見て、 今後も毎年見に行こうと思うようになりました。

学習塾の講師をしていると、どうしても生徒の勉強面ばかりを見てしまいます。
授業に集中してくれない子、出された宿題をきちんとしない子、漢字や単語テストで毎回のように不合格になる子、…。
生徒の良い面を見つけてあげようと努めても、どうしても悪い面のほうが先に見えてしまい、ホメてあげる機会が 少なくなってしまいます。
勉強面でなくても、おとなしく物静かな子、明るく活発な子など、その性格は十人十色です。

しかしながら、体育大会では 勉強の良し悪しや性格は ほとんど関係なく、その子の"努力の成果"を見ることができます。
特に運動系の部活に所属している子や 普段はおとなしい子が 飛び切りの笑顔で走っている姿など、普段の授業中には 見せることのない 素の一面が見られて、感慨深いものがあります。

…まとまりのない文章になりましたが、体育大会は、生徒の指導をする立場にある講師が 生徒から たくさんのことを教わる 行事のように感じられます。