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第7回(2017年8月14日)

双方向指導…?

ちょっとわけの分からないタイトルになりましたが(苦笑)
今回は(特に数学の)指導方針についての考えを個人的に書きます。

自分は知ってのとおり(?)数学が好きで、担当する生徒も数学を受け持つことが多いです。 ところで、学習会に参加する生徒は どちらかというと数学が苦手な子や嫌いな子が多いです(苦笑)
学習会ではもちろん、「この問題が分かりません」と聞かれたときには「こんなふうに解くと良いよ」といった解説をしています。

そういった指導を5年以上続けていますが、生徒の特徴や学力を照らし合わせると「分からない問題をすぐに聞こうとしている」 「彼(彼女)なりに考えて分からなかったのだろう」「(本人の実力と照らし合わせて)本当にこれが分からないのか?」といった いくつかのパターンが見えてくるようになります。

この中で特に「分からない問題をすぐに聞こうとしている」「(本人の実力と照らし合わせて)本当にこれが分からないのか?」 のパターンは、細かい質問をたくさん投げかけています。
時間が限られているときは仕方なくそのまま解説してしまうこともありますが、細かい質問を加えることによって 本人がどこでつまづいているのか、根本的に何が分からないから この問題を質問してきたのか、 といったことが分かることも少なくありません。
そうやって質問を重ねていけば もちろん苦手な子はすぐに答えられないこともありますが、 たいていは正解(に近い答え)を返してきます。

そういうわけで、自分が何か質問を受けたときは、数学に限らず逆質問をたくさん行います(一方通行でなく双方向)。 それによってお互いの認識のズレも軽減することができるし、時間がかかるとはいえ 的確な回答ができると考えています。

ところで、数学が苦手な子は とりわけそういう過程よりも結果を知りたがるので、自分のように細かく聞いてくる人は あまり合わないと感じるかもしれません。
申し訳ないですが、この考えに合わないという場合は 質問を受けられないかもしれません。 同時に、「明らかに自分で何も考えていない」といった人任せに思えるような質問がある場合も受け付けません。

これは意地悪なのではなく、将来のことを考えて行っているつもりです。 それが嫌だというのであれば、わざわざ自分に質問しなくても ほかの人に聞けばいいだけですから…。
ちょっと上から目線のような締めくくりですが、これが自分の指導方針です。