第3回(2015年8月28日)
夏休み
小中学生は、1年間で1番長い休みが もうすぐ終わろうとしています。
毎年のように繰り返される(人が多い)ことですが、この時期になると、宿題が終わっていない現実を目の当たりにして、
バタバタと取り組む子と 開き直ってあきらめる子に分かれます。
バタバタと取り組んだところで、自分では頭に詰め込んでいるつもりでも作業的に取り組むことになります。
終わったときに達成感はあるかもしれませんが、頭の中には残っていないことが多いものです。
さらに、この夏休みで復習した内容は、(特に中学生は)高校入試で問われることの基本になるものが多いので、
「(課題を)出されたから取り組む」ではなく「できなかった(分からなかった)単元を1つでも多くできるようにしよう」
という姿勢で取り組んでください。
…前置きが長くなってしまいましたが、福岡市内の小・中学校は来年から夏休みが短縮されます。
具体的には 小学校が来年度から, 中学校が再来年度から、2学期の始業式が1週間程度早く始まるそうです。
これは、今年度中に市内の全小学校, 来年度中に市内の全中学校に 冷房設備が導入されることによるものです。
さらに、平成23年度の学習指導要領の全面改定によって増えた 授業コマ数を補完する目的もあります。
今の小中学生にとっては「夏休みが短くなるのは嫌だ」という声のほうが多いかと思いますが、「ゆとり世代」と 言われてきた自分の時代にも(小学校低学年くらいまででしたが)隔週土曜日の授業があったので、(今回は)まとまった 休みが短くなるものの、1年間の総コマ数は 昔のほうが多かったかもしれません。
具体的に何日間が短縮されて、いつが始業式になるのかは発表されていませんが、どこの塾も夏期講習の期間を
変更せざるを得ない状況になると思います。
数年後には、冒頭に挙げた「毎年のように繰り返される…」の生徒が少数派になっていることを願うばかりです。
(9月2日追記)
市の教育委員会ホームページで公表された情報ではありませんが、今年度中にすべての小・中学校に冷房設備を設置して、
来年度から小・中学校ともに8月27日が始業式となるようです。
この日が土日になる年は前後するかと思いますが、1週間ほど短くなることには変わりなさそうです。
(2016年1月29日追記)
市の教育委員会ホームページで、平成28年度の始業式・終業式などの日程が公表されました。
小・中学校ともに1学期の終業式は 7月20日ごろ(昨年までは17日前後)、2学期始業式は8月29日(昨年までは9月1日ごろ)
となるそうです。
来年度は土日の関係で この日程になっていますが、再来年度以降も 日程は前後するにせよ、今までより(合計で)1週間分くらい
短くなることは変わらないでしょう。
